利小損大 矯正ナビ

あなたのトレード、利小損大になっていませんか?

診断より先に、線の引き方を全部出します。

このツールが持っている数字は 2 種類しかありません。あなたが入力した数字と、 このページに書いてあるしきい値です。「個人投資家の平均損益比は◯◯」のような外部の統計は1 つも使っていません(出典を説明できない数字を診断結果として配ることになるためです)。 株価も財務データも取得しません。実在の銘柄のプリセットも持っていません。

1. 用語と数え方

勝ち / 負け / 損益ゼロ

損益率がプラスなら勝ち、マイナスなら負けです。ぴったり 0 のトレードは、勝率にも平均にも入れません (どちらに入れても平均が動いてしまうので、除いた件数を結果画面に出しています)。

保有日数

買った日と売った日の両方を 1 日として数えます。同じ日に売買したら 1 日です。 0 日を作らないのは、勝ちと負けの保有日数の「比」を取るときに 0 で割れないためです。

保有日数 = (売った日 − 買った日) の日数 + 1
損益率・損益額
損益率 = (売値 − 買値) ÷ 買値
損益額 = (売値 − 買値) × 株数
買い付け額 = 買値 × 株数

手数料・税金は含めていません(証券会社ごとに違い、こちらでは分からないためです)。

取り込みのときの突き合わせ

取引履歴を貼り付けた場合は、先に買った分から先に売れたもの(FIFO)として突き合わせます。 1 回の売りに複数回の買いが対応するときは、買値も買った日も株数で重みを付けた平均を使います。 いちばん古い買いに合わせると保有日数が長く出すぎ、いちばん新しい買いに合わせると短く出すぎるためです。 信用取引の行は取り込みません(売り建ては向きが逆で、同じ計算に混ぜられません)。

2. 素の数字

勝率 = 勝ちの件数 ÷ (勝ち + 負け) × 100
平均利確幅 = 勝ちトレードの損益率の平均
平均損切り幅 = 負けトレードの損益率の平均(絶対値)
損益比(率) = 平均利確幅 ÷ 平均損切り幅
損益比(金額) = 平均利確額 ÷ 平均損切り額
保有日数比 = 負けの平均保有日数 ÷ 勝ちの平均保有日数
ロット比 = 負けの平均買い付け額 ÷ 勝ちの平均買い付け額
期待値(率) = 勝率 × 平均利確幅 − (1 − 勝率) × 平均損切り幅
トントンに要る勝率 = 100 ÷ (1 + 損益比)
トントンに要る損益比 = (100 − 勝率) ÷ 勝率

「損益比 1.0」と「期待値 0」を基準に使っているのは、これが統計ではなく算術上の分岐点だからです。 損益比 1.0 は「1 回の勝ちと 1 回の負けが同じ大きさ」という意味でしかなく、 どこかの調査で出た平均値ではありません。

率と金額の 2 通りで損益比を出しているのは、この 2 つが離れるときにロットの偏りが分かるからです。 率では互角でも、負けのときだけ大きく張っていれば、金額では負けます。

3. スコアの出し方

4 本の柱があり、それぞれ 25 点満点です。点数が高いほど、その側に癖が強いという意味です。 対象外になった柱は分母から外し、残りの満点で 100 点に換算します(何点満点で採点したかは結果画面に出します)。

スコア = 対象内の柱の点数の合計 ÷ 対象内の柱の満点の合計 × 100
柱1 利確の早さ — 損益比(率)

損益比が小さいほど、1 回の勝ちで 1 回の負けを取り返せていないので加点します。

損益比(率)0.350.50.711.52
点数2522181250

表の間は直線でつなぎます(折れ線)。表の外側は端の値で止めて、それ以上は伸ばしません。

柱2 損切りの遅さ — 保有日数比

負けを勝ちより長く持っているほど加点します。利小損大の指紋はここに出ます (勝ちは早く手放し、負けは戻るまで待つ、という形)。

保有日数比0.811.52.546
点数0512192325

表の間は直線でつなぎます(折れ線)。表の外側は端の値で止めて、それ以上は伸ばしません。

柱3 ロットの非対称 — ロット比

負けたほうに大きな金額を張っているほど加点します。率が同じでも失う金額が大きくなるためです。

ロット比11.21.5234
点数0511172225

表の間は直線でつなぎます(折れ線)。表の外側は端の値で止めて、それ以上は伸ばしません。

柱4 切っていない含み損 — 深さ(最大15点)と長さ(最大10点)の合計

決済履歴には、切らなかった負けは記録されません。だから決済済みだけの損益比は、 実態より良く見えます。保有中のポジションを入れると、この柱で見ます。 過去に切った平均と比べて、いま抱えている含み損がどれだけ深く、どれだけ長いかを見ます。

深さの倍率 = 含み損の平均 ÷ 過去に切った損失の平均
長さの倍率 = 含み損を抱えている平均日数 ÷ 負けを切るまでの平均日数
深さの倍率11.5234
点数0591315

表の間は直線でつなぎます(折れ線)。表の外側は端の値で止めて、それ以上は伸ばしません。

長さの倍率11.52.546
点数036910

表の間は直線でつなぎます(折れ線)。表の外側は端の値で止めて、それ以上は伸ばしません。

柱が対象外になるとき

勝ちか負けのどちらかが 0 件だと、柱2・柱3 は比べる相手がないので対象外です。 保有中のポジションが入力されていないと、柱4 は対象外です (「含み損が無い」ではなく「見えない」なので、0 点ではなく対象外にしています)。

4. スコア帯とタイプ

スコア
0 以上🟢 非対称は見当たらない
20 以上🔵 おおむね対称
40 以上🟡 利小損大の傾向
60 以上🟠 利小損大が定着
80 以上🔴 典型的な利小損大
タイプ分けの線

利確側(柱1)が 12 点以上なら「利確側が崩れている」、 損切り側(柱2 または 柱4)が 12 点以上なら「損切り側が崩れている」と見て、 その組み合わせで 4 タイプに分けます。対象外の柱は判定に使いません。

  • 🔴 利小損大型 利確は小さく、損切りは大きい
  • 🟠 チキン利食い型 損切りはできている。利確が早い
  • 🟡 塩漬け型 利確は伸ばせている。損切りが遅い
  • 🟢 利大損小型 入力した範囲では、利小損大の癖は見当たらない

5. 件数が足りないうちは診断しない

勝ち 3 件・負け 3 件・合計 10 件に届くまで、スコアもタイプも出しません。 3 件や 4 件でも計算自体はできますが、それで「あなたは利小損大型です」と言うのは占いです。 届いていないときは、入力した分の平均だけを出します(平均は算術なので、断定ではありません)。

なお、下限に届いたあとも「入力した期間のあなた」の話でしかありません。 上げ相場だけの記録と下げ相場だけの記録では、同じ人でも数字は変わります。

6. 売る前チェックの線

返すのは「過去のあなた」との比較だけです。売れ・持ては返しません。次のときだけ注意を出します。

含み益 < 平均利確幅 × 0.7
含み損 > 平均損切り幅 × 1.3
保有日数 > 負けの平均保有日数 × 1.5

毎回何か言われると、言われること自体に慣れてしまうので、はっきりズレたときだけにしています。 それ以外は「いつも通りの範囲です」と返します。

7. このツールが持っていないもの

  • 相場の予測 — 株価が上がるか下がるかは扱いません。買うべき銘柄も、売るタイミングも示しません。
  • 外部の統計 — 世間の平均損益比・平均勝率のたぐいを 1 つも持っていません。画面の数字は全部あなたの入力からです。
  • 株価・財務データ — 取得しません。保有中の現在値もご自分で入れていただきます(取ってきた古い値を掛けるほうが危ないためです)。
  • 実在銘柄のプリセット — 持っていません。サンプルは全部架空の会社です。
  • サーバーへの送信 — 売買記録・銘柄名・金額はブラウザの中だけで処理し、端末の localStorage にしか保存しません。 サーバーに送るのは、ご自分でメール登録された場合のメールアドレスだけです。
  • 信用取引・先物・FX — 現物の買い(買ってから売る)だけを想定しています。売り建ては向きが逆なので扱いません。
相場予測ではなく、過去整理・統計の参考表示です。 本ツールは株価の先行きを予測しません。買うべき銘柄も、売るべきタイミングも示しません。 出しているのは、あなたが入力した過去のトレードを勝ち負けで分けて並べ直した算術と、 いま見ているポジションが「過去のあなた自身」と比べてどのあたりかという比較だけです。 世間の平均や統計は一切使っていません。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。